BinanceのVC部門が2人のベテラン社員を失ったことが、The Blockの調べで分かった。
Binance Labsの責任者であるBill Qianは会社を去ることになり、エグゼクティブディレクターのNicole Zhangはすでに退職しています。
暗号取引所Binanceのベンチャーキャピタルとインキュベーション部門であるBinance Labsは、ここ数週間で2人のトップエグゼクティブを失いました。
Binance Labsの責任者であるBill Qianは、まもなく同社を離れる予定であると、この問題に詳しい複数の人々がThe Blockに伝えました。LinkedInのプロフィールによると、同社のエグゼクティブディレクターであるNicole Zhang氏は先月退社している。
バイナンスの広報担当者は、Qianの移動を確認し、次のように述べた。”我々は方針として、バイナンスでの人の動きについてコメントしません。しかし、ビルが個人的な理由でBinanceを去ることを確認することができます。”
別のBinanceの広報担当者も同様に、Zhangの退社を確認しました。
両幹部は2年以上、バイナンス・ラボで働いていた。LinkedInのプロフィールによると、Qianは2020年3月に中国のJD GroupからBinance Labsに入社し、5年以上投資部門の責任者として働いていた。
中国国籍のQianは、2月に公開されたBinance-Forbesの取引発表でもわかるように、最近Chinに姓を変えています。彼の以前のQian姓のLinkedInプロフィールは、もう存在しない。また、Twitterのアカウントも削除されたようだ。
Qianは、The Blockが姓の変更についてコメントを求めたところ、すぐに返答がありませんでした。
一方、LinkedInのプロフィールによると、Zhangは2020年4月にBinance Labsのエグゼクティブディレクターとして入社した。プロフィールによると、彼女は現在、フィンテックに特化したベンチャーキャピタルであるLingfeng Capitalでパートナーとして働き、同社のInnovation Fundを管理しているとのことです。
Zhangは、連絡を受けた際、The Blockへのコメントを拒否した。
初の外部資本
Qian氏とZhang氏の退社は、Binance Labsが今週初めに外部資本による最初のファンドを調達したことに伴うものです。同社はDST Global Partners、Breyer Capital、無名の機関投資家などの支援者から5億ドルを調達した。
Binance Labsは2018年に設立され、自己資金を投入していた。同社はこれまでに、Axie Infinityの開発元であるSky Mavis、ムーブトゥアーンのスタートアップStepN、分散型取引所のアグリゲーター1inch、ブロックチェーン監査会社のCertiKなど、100以上のスタートアップに出資してきた。
投資以外にも、Binance LabsはBinanceのM&A案件も担当している。同社は、暗号データプロバイダーCoinMarketCap、インドの暗号取引所WazirX、分散型アプリケーション分析プラットフォームDappReviewの買収を含む12以上の取引を行ってきました。
QianとZhangの後任が誰になるかは不明です。Binance Labsは現在、Ken LiとPeter Huoがディレクターとして指揮を執っているとのことです。
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